みやぎ高度電子機械人材育成センター研修にて、講演を行いました

日時:平成25 年8 月19 日(月)14:00〜17:00
会場:宮城県庁 1 階 みやぎ広報室

一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)では、宮城県庁からの依頼を受けて、一般社団法人半導体産業研究所(SIRIJ)福間所長とともに、平成25年度高度電子機械人材育成センター研修にて、講演を行いました。本研修は、就職活動を間近に控えた大学の学部3年生や高等専門学校の4年生を対象に、社会で求められる種々のスキルの修得を目的として、この時期に本研修センターの主催で行われているものです。35名の受講生を迎えた開講式に引き続き、SIRIJからは、半導体産業の現状と今後の発展の方向性、JEITAからは、産業界がもとめる人材像についての講演が行われ、受講した学生との質疑応答なども含め、有意義な時間を持つことができました。

研修会場 / SIRIJ 福間所長 / パナソニック 小森氏
研修会場 / SIRIJ 福間所長 / パナソニック 小森氏

<概要>

開講式では、まず宮城県経済商工観光部 宮原光穂次長が挨拶され、村井知事が進める”富県(ふけん)みやぎ”の旗印のもと、本研修は平成21年にスタートし、今年で5年目を迎えており、こうした取組みを通じて、学生の意欲を高め、県下の産業発展を図っていきたい、と研修の主旨を説明されました。続いて、みやぎ高度電子機械人材育成センター 樋口龍雄議長からは、種々の役に立つプログラムを用意した本研修の受講により、大学・高専の授業での”受動”から、社会で求められる”能動”の姿勢を学び取ってほしい、との研修に込めた思いが披露されました。

開講式に引き続いて、一般社団法人半導体産業研究所(SIRIJ)福間雅夫所長からは、「スマート社会と半導体」と題して講演が行われました。半導体は、社会の様々なところで応用されており、現代社会を支える基幹デバイスであること、時代のニーズが、”スマート社会”の実現へと進化する中、半導体の果たす役割は更に高まる一方であり、アプリを意識した半導体の変革により、これから起ころうとしている半導体産業の次の発展シナリオを種々の観点から説明されました。

二つ目の講演では、JEITA半導体産業委員会のメンバーとして、パナソニック(株)AIS社セミコンダクター事業部の小森弘幸氏より、「産業界の求める人材像」と題する話がされました。講演では、現在の日本は、米欧先進国の復権と、韓・台・中・新興国の進展に挟まれる中、世界に伍して高度な最先端の技術革新に挑戦していく必要があること、そのためにプロ意識を持って変化を創り出すべくスキルを磨き続ける人材に育っていってほしい、とのメッセージとともに、自身の体験談も交えたスキルアップのポイントなどが話されました。

講演後、受講生からは、講師の入社まもなくの体験談への質問などが寄せられ、自らが社会に出て直面する状況に思いをめぐらせている様子がうかがえました。こうした講演が、学生に実社会で“求められるもの”のイメージの明確化につながり、勉学・スキルアップの励みとなれば幸いです。

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