JEITA半導体部会、EDSFair2008開催

社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)半導体部会では、2008年1月24日(木)〜25日(金)の2日間、パシフィコ横浜にて、半導体に関連する設計、製造技術の専門性の高い情報を一堂に集めた展示会「Electronic Design and Solution Fair 2008 (略称:EDSFair2008)」を開催しました。

2008年開会式
2008年開会式
会場全体
会場全体


当日の出展社数は、169社と過去最高となり、来場者も、当日の天候としては非常に低温であったにもかかわらず10,431人と1万人を超え、会場内非常に盛況でした。


今回は、特に半導体開発に携わる技術者の技術向上を図るため、EDA技術、IP技術、設計技術等ベンダーの展示に加え、いくつかの新しい企画を実施しました。

キーノート会場
キーノート会場
活気あふれる展示ブース
活気あふれる展示ブース


キーノートスピーチでは、神戸大学大学院の永田真准教授に最近特に重要になっているノイズの問題について、概念から実戦まで幅広く講演していただき、約400名の聴衆が熱心に耳を傾けていました。
展示会場の特設ステージでは、一日目にDFMとESLのテーマについて、日本では初めてEDAベンダー数社の幹部クラスと日本のユーザとのパネルディスカッションを行い、開発現場が抱えている課題とEDAベンダーの解決案をぶつけて議論しました。聴衆には、各EDAベンダーの課題解決に対する方針の違いがわかったと好評でした。二日目は、昨年に引続き若手技術の育成を目指した「いまさら聞けないシリーズ」を、ローパワー、高位設計、DFTの三つのテーマについて、実施しました。いずれのセッションも約300名の聴衆を集め立ち見で聴講される方が出るほど盛況でした。

特設ステージ【今さら聞けないリターンズ】
特設ステージ【今さら聞けないリターンズ】
新興ベンダーツアー
新興ベンダーツアー


また、海外の新興ベンダーの技術を早く日本の技術者に伝えるため、新興ベンダーツアーを実施しました。日本を代表する技術者 東芝/樋渡氏、D2S/吉田氏にツアーガイドをお願いし、各新興ベンダーの技術、製品の概要を日本語にて紹介した後、ブースに引率して各ブースにおいて説明及び質疑応答の橋渡しを行いました。各ツアーとも20〜30名の参加者がおり、訪問した新興ベンダーからは非常によい企画と好評で、参加者からも新興ベンダーへアクセスするきっかけができたと大変好評でした。


次回EDSFair 2009は、2009年1月22日(木)、23(金)に開催を予定しています。
なお、EDSFairの情報及び各企画の内容については、
EDS Fair 2008ウェブサイト  http://www.edsfair.com/
を参照ください。

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