半導体部会と委員会活動

半導体部会長ご挨拶

半導体部会(JSIA)部会長 亀渕 丈司
半導体部会(JSIA)部会長
亀渕 丈司

半導体は、わたしたちのまわりにあるほとんどすべての電気製品で使われています。それだけでなく、わたしたちがスマートフォンを使うときに利用している通信インフラも、あるいは自動車や鉄道などの車両も、また最近のAI(人工知能)も、いずれも半導体が内部で働いており、わたしたちの生活になくてはならないものとなっています。このことは、例えば5年前と比べると、かなり広く認識されるようになったと感じます。

その認識の広がりは報道の影響が大きかったと思いますが、それだけ半導体がここ数年の社会の変動と強く結びついていたとも言えます。コロナ禍と同時期に世界的な半導体不足が起こり、単に需給ギャップの問題だけでなく、サプライチェーンの問題が浮き彫りとなりました。また、国際的な貿易摩擦のなかで半導体が戦略物資として扱われることがあり、地政学リスクや経済安全保障といった面の影響を受けるようになりました。

このように半導体をめぐる社会情勢、国際環境は複雑さを増しています。そのなかで半導体部会(JSIA)は、半導体メーカーおよび関連する企業が参画して、半導体に関する政策提言、人材育成、通商課題に対する取り組み、標準化の推進、環境問題への対応など、半導体業界に共通するさまざまな課題の解決を目指して活動を行ってまいります。また、海外の半導体工業会と「世界半導体会議」(WSC)を通じて連携し、「半導体に関する政府当局間会合」(GAMS)への提言も行ってまいります。

今後も、日本の半導体産業の発展を通じて、社会のデジタル化、グリーン化に貢献できるよう部会会員メンバーの皆さまと力を合わせて取り組んでいく所存でございます。なお一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2023年8月

一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
半導体部会(JSIA)部会長 亀渕 丈司

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