半導体国際会議in北海道にて、先端環境技術を共有

JEITA主催で、札幌市において第15回国際半導体環境安全会議(ISESH2008)を6月22日(日)から26日(木)の5日間開催しました。
ISESH(International Semiconductor Environment, Safety & Health) は、半導体分野の環境安全に関する最も権威のある学会の一つで、欧州、日本、韓国、米国、台湾の各半導体工業会が回り持ちで開催しており、今回で15回目を迎えました。
今回は、半導体業界における環境安全のエキスパートをはじめ、半導体関連のサプライヤーや研究機関の技術者・研究者が合計115名参加し(内海外から33名参加)、地球温暖化対策、PFC排出削減、省エネ、化学物質管理、廃棄物削減、LCA等について51件の発表があり(内海外からの発表は23件)、熱心な議論が行われました。
本会議において、PFC回収技術やフッ素回収リサイクル技術、半導体工場の環境性能評価システムなど最先端技術や従来技術の実用化などが紹介され、相互に共有化を図ることが出来ました。

室町部会長のオープニングスピーチ  
室町部会長のオープニングスピーチ
参加者は熱心に聴講
参加者は熱心に聴講

また、招待講演として東京エレクトロンの東会長による「A Company with Dream and Vitality for Eco-Life」と題した講演と、東京大学名誉教授・国連大学名誉副学長の安井教授による「21世紀における環境リスクの展望とリスク削減にための情報通信技術の役割」と題した講演が行われました。
最終日のテクニカルツアーには約50名が参加し、苫小牧市にあるトヨタ自動車北海道工場を訪問し、最新鋭の自動化ラインと環境配慮対応を見学しました。
ISESHは新技術の収集や情報交換、また、業界活動のPRの場としても重要なものと考えており、今後も積極的な参加と普及を図って行きたいと考えています。

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