JEITA半導体部会では、半導体18社のトップが集まり、また、来賓として経済産業省様のご出席を戴き、10月23日 「半導体 地球温暖化対策特別委員会」を開催しました。
会議では、半導体環境委員会におけるPFC排出削減及びエネルギー対策推進活動について、2008年度の活動実績と今後の取組みが報告され、活発な意見交換の場となりました。
PFC排出削減については、除害装置導入・代替ガス適用等の施策実施により、自主行動計画目標である2010年までに国内工場からの排出量を1995年比で10%削減(絶対値)を達成できる見込みとなりました。
また、エネルギー対策については、電機・電子4団体の一員として、地道な諸施策の取組みにより、自主行動計画目標値1990年度比実質生産高原単35%削減に対し、2008年度実績は目標を達成しました。半導体は自らの省エネ努力だけでなく、半導体デバイスが社会全体の省エネにも大きな貢献をしていることを広く発信することが必要であることを再確認しました。
さらに、各々の活動におけるポスト京都議定書、WSC 2010年以降に向けた今後の取り組み計画について報告がありました。
経済産業省様からは、半導体業界の地球温暖化対策における諸取組みは、先進性があり、国際的に誇れるものであるので、もっとアピールしてはどうかとのコメントを戴きました。
地球環境問題は益々社会的な関心の高まる中、各社の重要な経営課題であり、半導体業界としては、地球温暖化対策に向け、従来以上に国際連携・協調を行い、PFC排出削減・エネルギー対策活動を継続推進して行くことの意思統一を図りました。