新入生が大学での新しい学びを体感することが出来る講演会が、4/14(水)に東京大学駒場キャンパスで開催されました。「科学と技術のあいだ:トランジスタから超LSIまで」というテーマで、新入生を中心に約70名が参加しました。
JEITA半導体部会も講師を派遣し、半導体産業と科学技術との関わりについて事例を交えて説明しました。新入生は熱心にメモを取り、質疑も活発で、懇親会でも引き続き交流を深め、有意義な時間を過ごす事ができました。
JEITAからは、ゲーム機、携帯電話、PCといった、現在の私たちの生活に欠く事のできない商品に広く半導体が使われていること、半導体の開発・製造には、様々な学問や技術が使われていることを説明しました。 最後に、「東京大学の皆さんには、基礎となる学問を学ぶことを通して、科学する心を充分養って欲しいと思います」と締めくくりました。
岡本先生は、科学史・技術史の視点からの講演でした。 アメリカの電話会社の研究所である「ベル研」(ベル電話研究所)でトランジスタが誕生した話から始まり、半導体とは全く関係なく開発された超マイクロ縮写の技術が、半導体技術を支える柱となったという、非常に興味深いお話を伺うことができました。
講演終了後の質疑応答では、「リソグラフィの動向は?」、「文科系学生が産業界に就職する際に勉強しておくべき科目は何か?」、「産学連携は良いことですか悪いことですか?」、「学生時代の勉強方法として、広く浅く、もしくは専門を深くやる、どちらが良い?」など、多彩な質問が数多く出され、終了時刻が大幅に延長になりました。
懇親会でも多くの学生さんとお話させて頂きました。 将来に対する夢や真面目さが感じられ、大変、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
東京大学の皆様ありがとうございました。
駒場友の会のホームページ
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