CPGW:地球温暖化対策特別委員会報告会を開催
(Special Committee for Preventing Global Warming)
<10月27日JEITA>

JEITA半導体部会では、第14回「地球温暖化対策特別委員会」を開催し、半導体環境委員会メンバー会社(17社代表)と、来賓として経済産業省様(商務情報政策局情報通信機器課、製造産業局オゾン層保護等推進室)のご出席を戴き、開会となりました。

報告概要:

半導体環境委員会におけるPFC排出削減及びエネルギー対策推進活動について、2009年度の活動実績と今後の取組みが報告され、活発な意見交換が行われました。
PFC排出削減については、主な施設への除害装置導入や代替ガス適用等の積極的な実施により、自主行動計画目標である2010年までに排出量を1995年比で10%以上の削減(絶対値)が確実に達成できることとなり、また、2009年は、継続的な削減努力により、生産量の減少以上となる、50%以上の削減結果となり、大きな成果となりました。

一方、エネルギー対策については、電機・電子4団体の一員として、着実な諸施策の取組みにより、自主行動計画目標値1990年度比実質生産高原単位35%削減に対し、2009年度実績は、2008年度に引き続き目標を大幅に上回る、達成となりました。
このように、半導体は自らの省エネ努力に加え、半導体デバイスが社会全体の省エネへ多大な貢献をしていることを広く発信することが必要であることを再確認しました。また、各々の活動におけるポスト京都議定書、WSC2010年以降に向けた今後の取組み計画について報告がありました。

経済産業省様からのコメント:
  • 排出量に関し、国際的なルールに則った公平な競争環境が必要であり、協力したい。
  • 半導体産業はPFC系ガスで非常に大きな削減を達成し、産業界の努力に感謝している。
  • わが国の取組みは世界でも最先端レベルでありベストプラクティスとして展開される事を期待する。
今後の活動について:

「地球温暖化対策特別委員会」は時限措置の委員会として発足し、本年度で活動を終了するが、その役割の重要性を鑑み、次年度以降は半導体環境委員会で活動を継承することが報告されました。
半導体産業は、地球温暖化対策に向け、更なる国際連携・協調を行いPFCの排出削減・エネルギー対策活動を継続推進して行くことを確認して閉会となりました。

会場全体  山口委員長のご挨拶
会場全体 山口委員長のご挨拶
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