JEITA半導体人材戦略小委員会は、8月に全国51校の国立高等専門学校の設置者である独立行政法人 国立高等専門学校機構様を産学交流の一環として訪問させて頂き、9月には同機構教育研究調査室の方々をJEITAにお迎えして情報交換の機会を持たせて頂きました。
半導体産業の健全な発展と活性化には、半導体産業界を志向する人材が多く輩出されることが重要であると私たちは考えており、そのためには、人材育成を担う「学」に対して、半導体産業界を認知してもらうことが大切であるということをお伝え致しました。
その認知手段の一つとして、半導体産業動向、製品・技術動向などを総合的に把握できる書籍としてJEITAが編集・発行している「ICガイドブック」を紹介致しました。
◇日時:8/3(水)
場所:独)国立高専機構 竹橋オフィス
(学術総合センター内)
出席者:独)国立高専機構 企画課 (3名)
◇日時:9/21(水)
場所:JEITA会議室
出席者:独)国立高専機構 教育研究調査室 (2名)
(JEITA):正・副主査、担当委員、事務局(5名:両日)
今機会を通じて、高専機構様より多くの有益な情報をいただき、私たちの高専への理解が深まりました。
高等教育機関である高専は、産業界を支える多くの人材を輩出していることは周知のとおりですが、昨今の技術の高度化・グローバル化等に対して、非常に真剣に取り組んでおられます。 国立高専機構様から発行されている冊子の一部を簡単にご紹介します。
"「ICガイドブック」(JEITA編集・発行)を講義テキストとしてぜひ活用したい!"との声が高専教育の現場から既にあるとのことです。
今回の相互訪問を通じて、産・学の交流・情報交換は非常に重要であることがわかりました。日本の産業発展のため、理工系教育・技術者教育のあり方を真剣にご検討頂いている「学」との間には、一定の人的交流、つながりが築かれることも望ましい姿かもしれません。
実践的な技術者養成を使命として、歴史を重ねてきた高専は、2012年、高専制度創設50周年を迎えます。
社会情勢として「理工系離れ」がいわれて久しい中、高専には安定して「理工系」を志す学生が集まるといわれています。
これからも、確実にわが国の産業を担う人材を供給し続けることでしょう。
国立高専機構の皆様、このたびは大変ありがとうございました。
<<参考(高専機構資料)>>
<<高専機構HP>>:http://www.kosen-k.go.jp/