2011年度STRJワークショップを開催

STRJ ( Semiconductor Technology Roadmap committee of Japan : JEITA半導体技術ロードマップ専門委員会)は、日本の半導体産業におけるニーズと戦略に基づき、国際活動とも連携して、5〜15年先に対する半導体技術ロードマップを作成することを目的として、JEITA半導体部会の技術委員会傘下の専門委員会として活動を続けています。

加えてSTRJの委員は、ITRS (International Technology Roadmap of Semiconductors)の編集作業に、日本を代表して参加しており、この活動成果である、技術ロードマップに関する情報・認識を共有するため、毎年、3月初旬にSTRJワークショップを開催してまいりました。

今年度、174名の参加を頂き、昨年度(147名)と比べ、より多くの方に参加いただきました。

ワークショップ開会に際し、経済産業省課長補佐の小竹様に来賓ご挨拶をいただきました。ご挨拶の中で、日本の半導体産業のため、技術の視点から将来を見すえ、技術の創造、企業化につながり、利益を生み出す力となってほしいとのお言葉をいただきました。


2011年度STRJワークショップを開催

2011年度STRJワークショップを開催

プログラムでは、ITRS(国際半導体技術ロードマップ)2011年版の概要解説の後、STRJの11のワーキンググループから活動状況の報告が行われ、各講演後の質疑応答に関しても、有意義な議論をすることができました。

また今回は、特別講演を2件企画し、情報通信研究機構(NICT)のフェルディナンド・ペパー氏より、「Trends in Emerging Research Architecture」について講演いただき、コンピューターアーキテクチャーの最新動向について参加者の理解を深めるよい機会となりました。

東北大学の江刺正喜教授には、「MEMSの技術動向」についてご講演頂き、日本のMEMS研究の最先端をリードしておられる江刺先生から、直接、研究開発の成果をお聞きすることができ、好評でした。

最後に、STRJの推進委員会の渡辺啓仁委員長に全体総括していただき、ワークショップは締めくくられました。

ワークショップ終了後、懇親会を催し、参加者間の交流の場とするとともに、議論をさらに深める機会を持つことができました。関係各位のご協力と多数のご参加者の関心いただき、STRJワークショップを成功裏に終了することができましたことを、この場を借りまして厚く御礼申し上げます。

なお、STRJのホームページ(http://strj-jeita.elisasp.net/strj/)では、ITRSの日本語訳、STRJの活動情報などを掲載しております。こちらもあわせて参照いただけるとありがたく存じます。

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