齋藤新部会長が就任記者懇談会を開催

2012年8月22日(水)JEITA会議室

JEITA半導体部会は平成24年7月3日に、役員会を開催し、新部会長として「齋藤昇三氏: 株式会社東芝 取締役 代表執行役副社長」を選出いたしました。

今回、新部会長のご意向もあり、就任お披露目のご挨拶も兼ね、記者懇談会を開催し、15社17名の記者の方々が参加しました。

プレゼンテーションされる部会長 記者懇談会会場
プレゼンテーションされる部会長 記者懇談会会場

齋藤部会長は、最大テーマとして「日本半導体業界の国際競争力強化への対応」を掲げ、今後2年間の活動計画を推進するにあたり、以下の分類で課題・テーマの抽出を行なう旨、意欲的に語られました。

  1. 日本の半導体業界の地位向上
  2. 一致団結できるテーマの発掘・推進
  3. 半導体部会(JSIA)に入るメリット・業界としての利益
  4. 半導体業界の状況の変化への対応

続いて、国際競争力強化に向けた方策として、下記項目の考察・要望について言及されました。

  1. WSCの積極的な活用
  2. インフラ整備に関わる政府・官公庁等への提言
  3. 環境対応
  4. 日本半導体産業のビジネスモデル
  5. スマート社会実現に向けた半導体技術の調査研究

無税化協定締結に向けて前進が予想される、MCOを例に、WSCの有用性を指摘するとともに、国内空洞化を防ぐには、政府に対して平等な国際環境の整備(イコールフッティング)を要望していきたいと述べられました。

今後に向けては、垂直型アライアンスと水平型アライアンスのバランスを念頭に、国際競争力を発揮できる分野への集中と選択を更に進めるとともに、新規アプリケーションを意識した、未領域へのアプローチも重要だと説明されました。
また、競争領域と非競争領域を明確に分離し、半導体部会は、非競争領域で活動していくと語られました。

プレゼンテーション終了後、質疑応答となりましたが、記者各位から寄せられた質問にも丁寧に応答され、予定時間を延長する、活気ある記者懇談会となりました。


データ

日時: 2012年8月22日(水) 11:00-12:00
場所: JEITA 416会議室
プログラム:

  1. 半導体部会(JSIA)の部会長に就任するにあたって
  2. 日本半導体のポジション
  3. 現状の課題認識
  4. 半導体部会(JSIA)として今後推進するテーマ
  5. 半導体市場の見通し
半導体模倣品に対する注意のお願い F-GHG測定・管理ガイドライン DFM(design for manufacturability:製造性考慮設計)用語集 DFM(design for manufacturability:製造性考慮設計)用語集 DFM(design for manufacturability:製造性考慮設計)用語集 新規追加版 よくわかる半導体 半導体の社会貢献 半導体ミニ辞典 半導体の大冒険 BCMへの取り組み