平成24年度 工業標準化事業表彰・IEC1906賞を半導体部会の4名が受賞!!

平成24年度 工業標準化事業表彰とIEC1906賞の表彰式が10月15日(月) に行われ、半導体部会より、吉田氏、宮氏、齊藤氏、宮下氏の4名が受賞されました。国際標準化活動に対してJEITAが果たした長年の貢献が認められたものであり、日本の大きな成果として受賞者の方々に対しお祝い申し上げます。

平成24年度 工業標準化事業表彰・IEC1906賞を半導体部会の4名が受賞!!
左から、齊藤氏・吉田氏・宮氏・宮下氏

JEITAは、IEC(国際電気標準会議)において、経済産業省 日本工業標準調査会(JISC: Japanese Industrial Standards Committee)から35もの委員会の審議委託(審議団体引き受け)を受けています。その中のTC47(半導体デバイス)にも半導体部会から多くの委員が参画し、プロジェクトリーダーやエキスパートとして国際標準化業務に携わると共に、議長・幹事・コンビナといった重要な役割を担い、国際標準化活動に貢献しています。

「工業標準化事業表彰」は、IEC国際標準及び工業標準の普及活動に貢献したと認められる個人及び組織を毎年表彰し、その表彰には、内閣総理大臣表彰、経済産業大臣表彰、産業技術環境局長表彰があります。

また、「IEC1906賞」は、IEC専門業務における最近の業績を対象として、電気・電子技術の標準化及びその関連活動に大きな貢献をしたと評価される個人に授与される賞です。

以下、今回受賞されました4名の方を紹介します。

経済産業大臣表彰
吉田 浩芳氏(パナソニック株式会社):IEC SC47D(半導体パッケージ)
<受賞理由>
国際幹事を獲得するとともに、エキスパートとして日本得意分野の機能性材料の選別基準を議論できるようにリードするなど多大な貢献。IEC TC47(半導体デバイス)のアジア仲間作り委員会の副委員長としてタイのOメンバー化実現など功績大。セミナー講師としても国際標準化人材の育成に貢献。

国際標準化貢献者表彰(産業技術環境局長表彰)
宮 龍也氏(ルネサスエレクトロニクス株式会社):IEC SC47E/WG2(マイクロ波半導体)
<受賞理由>
WG発足当初から国内委員会に参画し、マイクロ波用集積回路(MMIC)・個別半導体に関するIEC規格作成に従事。国内幹事を12年務め、WG2の中心メンバーとして日本提案のIEC規格化に大きく貢献。WG2での活発な活動はSC47E国際議長獲得にも寄与するなど個別半導体分野における我が国の主導権確保に多大な貢献。

国際標準化奨励者表彰(産業技術環境局長表彰)
齊藤 義行氏(パナソニック株式会社):IEC SC47A/WG2,9 (集積回路)
<受賞理由>
EMC測定法規格IEC61967シリーズを適用する際の注意点をWebで情報共有し、我が国メーカにおける規格の正しい理解と適用を支援。技術的な問題点を明確に示しながら日本意見を反映しつつ、正しいノイズ耐性の比較評価を可能とするなど、国内外関係者からの信頼も厚く、多大な貢献。

IEC1906賞
宮下 秀仁氏(富士電機株式会社):IEC SC47E/WG 3(電力用半導体)
<受賞理由>
電力用個別半導体分野において日本を代表して活発な国際標準化を推進し、数々の国際規格の制定/改訂に貢献。国際会議で中心的な役割を果たすと共に、コンビナ(国際会議の主査)としても委員会の円滑な運営に尽力するなどIECの国際標準化活動に大きく貢献。

今回受賞されました4名の方のこれまでの活動に敬意を表し、半導体部会としても受賞を共に喜びたいと思います。

JEITA標準化活動のご紹介:
http://www.jeita.or.jp/japanese/standard/pdf/jeita_standard.pdf
本件に関する詳細はこちらから:
(経済産業省)
http://www.meti.go.jp/press/2012/10/20121012001/20121012001.html
(IEC)
http://www.iec.ch/about/awards/1906/

半導体模倣品に対する注意のお願い F-GHG測定・管理ガイドライン DFM(design for manufacturability:製造性考慮設計)用語集 DFM(design for manufacturability:製造性考慮設計)用語集 DFM(design for manufacturability:製造性考慮設計)用語集 新規追加版 よくわかる半導体 半導体の社会貢献 半導体ミニ辞典 半導体の大冒険 BCMへの取り組み