4月2日に東京プリンスホテルでCOCN全体会議が行われ、齋藤部会長が出席しました。
COCN(Council on Competitiveness-Nippon、産業競争力懇談会)は、産業競争力を高めるために科学技術政策、産業政策などの諸施策や官民の役割分担を、産官学協力のもと合同検討により政策提言としてとりまとめる会で、2013年度は11件の推進テーマで提言をまとめました。
4月2日の全体会議では、甘利経済再生担当大臣、山本内閣府特命担当大臣(科学技術政策)、礒阜o済産業大臣政務官ほか各省庁の閣僚等がご出席され、国会議員や総合科学技術会議の有識者議員も交えて意見交換が行われました。COCNからは各推進テーマの提言内容をご説明し、政府側からはイノベーション創出に向けた政策とそれに取り組む意思を表明いただきました。
11件の推進テーマのなかに「国際競争力強化を目指す次世代半導体戦略」があり、JEITA半導体部会を中心にプロジェクト体制を組織して提言をまとめ、全体会議に先立つ3月7日に最終報告をCOCNサイトに公開しています。
http://www.cocn.jp/common/pdf/thema62-L.pdf
この最終報告では、半導体が性能を追求してきた時代から社会的課題(環境問題、資源・エネルギー問題、交通・輸送システムの問題、医療問題、食糧問題等)を解決するための機能を追求していく時期へと移りつつある状況を踏まえ、社会的課題の解決を実現するために半導体搭載機器とサービス産業で連携して研究開発を行う組織を提言しました。今回の提言により、新たな半導体市場を創出し、半導体市場規模全体の拡大を目指します。
以上