平成29年工業標準化事業表彰の表彰式が10月23日(月) に行われ、半導体部会・半導体信頼性技術委員会(IEC/TC47/WG2,3,5国内委員会)から貢献者賞を永広氏、集積回路製品技術委員会(IEC/SC47A国内委員会)からIEC1906賞を土居氏が受賞されました。永広氏、土居氏のこれまでの活動に敬意を表し、半導体部会としても受賞を共に喜びたいと思います。
JEITAは、IEC(国際電気標準会議)において、経済産業省 日本工業標準調査会(JISC: Japanese Industrial Standards Committee)から36もの委員会の審議委託(審議団体引き受け)を受けています。その中のTC47(半導体デバイス)にも半導体部会から多くの委員が参画し、プロジェクトリーダーやエキスパートとして国際標準化業務に携わると共に、議長・幹事・コンビーナといった重要な役割を担い、国際標準化活動に貢献しています。
「工業標準化事業表彰」は、IEC国際標準及び工業標準の普及活動に貢献したと認められる個人及び組織を毎年表彰し、その表彰には、内閣総理大臣表彰、経済産業大臣表彰、産業技術環境局長表彰があります。
また、「IEC1906賞」は、IEC専門業務における最近の業績を対象として、電気・電子技術の標準化及びその関連活動に大きな貢献を果たしたと評価される個人に授与される賞です。
以下、今回受賞されました2名の方を紹介します。
永広 祐一 氏 |
土居 直史 氏 |
永広 祐一 氏 (株式会社TBK) : IEC TC47/WG3 (電子部品 長期保管)
IEC TC47/WG3に半導体品質信頼性のエキスパートとして参画し、日本意見を取り纏め国際規格へ反映するとともに、航空機や自動車など電子部品を長期に使用するユーザーとの意見調整にも尽力。現在は、コンビーナとしてリーダーシップを発揮し、長期保管信頼性の国際標準化に大きく貢献。
土居 直史 氏 (ルネサス エレクトロ二クス株式会社): IEC SC47A/WG2 (EMCモデリング)
IEC SC47A/WG2 コンビーナとして、ワーキンググループをリーディングし、IEC 62433シリーズ(半導体EMCシミュレーションモデリング手法)の3文書の規格化に多大に貢献。
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