12月5日(水)に幕張メッセにてITRS Public Conference が開催されました。今年はITRS(International Technology Roadmap for Semiconductors、国際半導体技術ロードマップ)が活動を開始して10年目の記念すべき年に当たります。ITRS 2007年版(ITRS 2007 Edition)は、世界五極(米国、日本、欧州、韓国、台湾)の専門家が議論して2022年までの半導体技術ロードマップをまとめたものです。その概要を今回のITRS Public Conferenceで発表しました。なお、ITRS 2007 Editionの全文は2007年末から2008年初にかけてITRSのホームページで公開される予定です。
会場には、232名もの参加者が詰め掛け(写真)熱心に聞き入っておられました。主なトピックスはNANDフラッシュメモリの微細化を1年前倒しすること、マイクロプロセッサ(MPU)とロジック製品で高誘電率(High-k)ゲート絶縁膜と金属ゲート電極が2008年から製品に使われることなどです。
今回のPublic Conferenceの発表資料はITRSのウェブサイトでPresentations from the 2007 ITRS Conference on 5 December 2007 in Makuhari Messe, Japanとして公開されています。
また、今年のITRS Public Conferenceを日本のより多くの方に聞いていただくため、幕張メッセで開催されたセミコンジャパンの会場(SEMI主催 12月5日〜7日)でSTS(SEMIテクノロジーシンポジウム)の特別セッションとして開催させていただきました。SEMIジャパン、STSプログラム委員会の関係各位に感謝申し上げます。
<ITRS Public Conferenceの概要>
URL:ITRSのホームページは http://www.itrs.net
ITRS Public Conferenceの発表資料は下記からダウンロードできます
Presentations from the 2007 ITRS Conference
主催:(英文名称のアルファベット順)
欧州半導体産業協会(ESIA)、(社)電子情報技術産業協会(JEITA)、
韓国半導体産業協会(KSIA)、米国半導体工業会(SIA)、台湾半導体産業協会(TSIA)
協賛:SEMI
開催期間:2007年12月5日(水)
開催場所:幕張メッセ。セミコンジャパンの会場で開催されるSTS(SEMIテクノロジーシンポジウム)の特別セッションとして開催
参加者数:232名
<今後の開催予定(詳細未定)>
2008年12月初旬に韓国にて開催の予定。
2009年12月初旬に台湾にて開催の予定。
2010年12月初旬に日本にて開催の予定。