2007年12月5日(水)〜7日(金)に幕張メッセでセミコン・ジャパン2007(主催SEMI: Semiconductor Equipment and Materials International)が開催されました。その中で、SEMIは、半導体業界をはじめ、産業界全体が、企業の社会的責任(CSR)を自覚するだけでなく、他業界との連携を強め、お互いの歴史やものづくりの経緯とその仕組みを理解することが必要と考え、今回半導体業界とそのユーザーの代表として自動車業界の取り組みを特別展示されました。
私たちJEITA半導体部会も共に半導体の省エネ貢献をアピールするチャンスととらえ、会場内に設置された主催者特別企画コーナー“エコテクの未来へ!”にて、半導体の環境貢献を大いにアピールいたしました。
エコテクの未来へ!の半導体デバイスメーカーのゾーンでは以下のパネルを展示しました。
JEITA省エネ活動として、ファシリティと製造装置を中心とした半導体工場の省エネ活動を紹介しました。また、半導体製造時の環境負荷を製品単位で簡単に算出できる半導体専用LCA算出ソフトJLCASを紹介し、パソコンを用いてソフトの実演を行いました。半導体の省エネ貢献の事例として、半導体を使用した製品やシステム(ETC/VICS)によるCO2削減効果をアピールしました。更に、自動車に使用されている半導体デバイスについては、燃費・環境対策やユーザーニーズの多様化に伴い自動車のエレクトロニクス化が急速に進行していることを紹介しました。
半導体の省エネ貢献をアピールしたパネル [画像を拡大する] |
半導体工場の省エネ活動を紹介したパネル [画像を拡大する] |
半導体専用LCA算出ソフト JLCAS [画像を拡大する] |
自動車アプリケーションでの貢献を表現したパネル展示 [画像を拡大する] |
半導体業界は、環境問題をより身近に感じると同時に、環境保護に深く関与しています。それゆえ、環境と共存する社会を築くための技術革新の実現に、大きく貢献することもできます。私たちは、これからも業界を上げて省エネ活動を推し進め、産業界、社会に大きく貢献していきたいと考えています。
<関連リンク>
JLCAS:JEITA LCA system for Semiconductor(LCAを算出できる画期的なツール。半導体環境安全専門委員会開発)
http://semicon.jeita.or.jp/committee/committee2_4_1.html
省エネ社会の実現を支える半導体産業(JEITA半導体部会)
http://semicon.jeita.or.jp/news/saving_energy.html
SEMICON JAPAN 2007
http://www.semiconjapan.org/SCJAPAN2007-JP/index.htm
SEMI:半導体・FPD・MEMS・ナノテクノロジー関連の製造装置・材料産業の国際的工業会
http://www.semi.org/